■家庭でのぎっくり腰の対処法
ぎっくり腰になったら、まず何をすればいいのでしょうか?
すぐに救急車を呼ばなければならない事態は比較的少ない
ものですが、ぎっくり腰になってすぐ適切な処置をすれば、
治療もスムーズに進むものです。痛みが治まって動ける
ようになってから病院に行くこともできますが、その痛み
が治まるまでに間にできることを行なっておきましょう。
ぎっくり腰は筋肉の痙攣が関係していますから、マッサージ
してほぐせばいいと考える人もいますが、まずすべきなのは
それではありません。筋肉の痙攣と同時に、腰周りの組織が
炎症を起こしているからです。それで、温めるのではなく
冷やして炎症を抑えます。腰に湿布を貼るのは一般的な
対処法ですが、この点、理にかなっていると言えるでしょう。
患部を冷やす方法としては、湿布でも構いませんが、氷水
で冷やすと効果的です。ビニール袋に水と氷を入れ、
20〜30分腰に当てます。痛みが続くようであれば、
2〜3時間の休憩をはさみながら、2〜3日続けていく
とよいでしょう。
ぎっくり腰になった人に対して、してあげられることは
あまりありません。氷水を当ててあげることくらいでしょう。
あとは安静にしておくことが重要ですから、日常のちょっと
したことも代わってあげると助かります。トイレなど
どうしても動かなければならない時に支えてあげることも
できます。腰が楽になる姿勢で寝ておくことが重要ですが
少し身体を丸めて横向きに寝るのが一番負担が少ないようです。
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