■ぎっくり腰の治療１
ぎっくり腰になったら、まずは安静にすること、そして患部
の炎症をとるために冷やすこと、ということが家庭での
対処法だ、というお話をしました。それでは、これらの症状
が収まってきたら、どのようにぎっくり腰の治療をしたら
いいのでしょうか。炎症を起こしていた患部の筋肉は安静に
して冷やすことによって回復をしようとし始めます。腰椎の
筋肉をきちんと再生させ、ぎっくり腰を再発させないように
することが大切ですから、こうした筋肉の回復を助けてあげる
ことをすることが大切になってきます。
筋肉の回復を助けるためにはどのようにしたらいいかというと、
ここから今度は血行をよくすることを考えていかなくては
なりません。スポーツをしたり年齢とともに筋肉はストレス
がたまり、疲労を起こします。そして、肩などと同様、凝った
状態になってしまうのです。こうなると筋肉は膨張してしまい、
血管を圧迫し、十分なエネルギーが筋肉に行きわたらない、
という状態になるのです。
ですから、これを防ぐためには、コリを取り除かなくては
ならず、それには肩こりなどと同じように温めて血行を促進
させなくてはならないのです。そうすることで、コリがほぐれ、
筋肉が回復しようとします。十分なエネルギーが筋肉にいき
わたることになります。これには特別の薬が必要、というわけ
ではなく、実は温めるだけでも効果があるといわれています。
ですから、ぎっくり腰の治療としては、まずは冷やすこと、
そして炎症が収まったら、今度はしっかりと温めることが
大切です。血液の循環をよくして、筋肉の再生も助けて
あげましょう。
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