■ぎっくり腰の治療2
ぎっくり腰になったら、まずは安静、でしたね。そして安静
にしている間は患部を冷やし、炎症を取り除くことが大切でした。
そして、数日して炎症が収まり、動けるようになってきたら、
今度は温めて筋肉の再生を助けるとともに、筋肉の疲労やコリを
取り除かなくてはなりません。
そこまで来たら、次は腰の状態をしっかりと確認することが
必要になります。もしかしたら、ぎっくり腰になったのは、
腰の筋肉の疲労だけが問題ではないのかもしれません。
ぎっくり腰には見られる症状にいくつかの種類がありました。
ですから、単なる疲労の蓄積や捻挫などではなく、骨格のゆがみ
などが原因である場合もあるのです。姿勢が歪んでいると骨格が
歪んでしまいますが、こうなっていると、炎症が治まり、痛みが
なくなっても、根本的な原因は解決していない、ということに
なります。症状を抑えることはできても、根本的な原因が解決
していないとどうなってしまうでしょうか。
原因が解決していなければ、同じ理由で再発してしまうという
ことになりかねないのです。たとえば、ずっと座っているなど、
同じ姿勢を続けていることで起こったぎっくり腰などの場合には、
こうした同じ姿勢の連続が大きな原因となっていることがあり、
それは痛みを取り除いても解決されるわけではありません。
医師に相談し、なぜ自分がぎっくり腰になったのか、ということ
をしっかりとつかんでおくこと、そして原因をはっきりさせる
ことが重要になってくるのです。それをしっかりと知ることで、
再発を防ぐことができます。
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